美容学生の皆さんへ

どうも。

最近、ヒューマンビートボックスを新しい趣味にしようか本気で悩んでいるチェケラッチョ野口です。


さて。

今日は「美容学生の皆さんへ」と題して、就職活動に励んでいる美容学校生の方々へメッセージを送ります。参考になれば幸いです。



僕も例外なく学生の頃は就職活動に明け暮れていました。地元は九州の田舎町なんですが東京の有名サロンで働くことにすごく憧れていました。当時はカリスマ美容師ブーム全盛期で現在のようにSNSなどがなかったので雑誌や業界誌に作品を掲載しているサロンに応募が集中する状態。倍率が500倍のところもあったらしいです。


そんな中、僕はというと表参道の有名サロンを2社受けてあえなく撃沈。手応えさえ全くない。人生終ったな〜くらいに自暴自棄になりかけていたところに、以前アルバイトをさせていただいていた地元のサロンから声がかかり新卒入社したんですね。


とてもいいサロンでスタッフ同士がすごく仲が良くお客様ともフレンドリーというか距離感の近い、いわばアットホームなサロン。今でも地元に帰った時は顔を出しに行ってるくらいとても好きなサロンです。


しかし、どうしても東京で働くという夢が諦めきれず2年働いたのちに上京を決意。特に就職先が決まっているわけでもなく、さらには住む家もない状況。親の反対を押し切り、2年間必死で貯めた現金70万円を握りしめ、ボストンバックひとつで上京しました。

しかし、田舎者の僕にはかなりハードルの高い挑戦でした。

住む家を借りるだけでほとんどのお金が残らず、布団もない部屋でボストンバックを枕にして寝ていました。

そして、アルバイトで生活費を稼ぎながら就職活動を続け、上京して2年後に念願だった某有名サロンへの入社が決まりました。



そんな僕の美容師人生スタートだったわけですが、人それぞれいろんなスタートの形があります。今日僕が何を皆さんに伝えたいかというと「夢は諦めなければ叶う」ということと、「自分がどうなりたいかを明確にする」ということです。


どんなスタートであれ、自分が思い描く未来が明確であればあるほど、その想いが強ければ強いほど、それは少しずつ形を帯びてきて求めているものに近づいていきます。そういうもんです。ありきたりなことを言っているようだけど結局そういうことなんだと思います。


そしてその中で僕が常に大事にしていたこと。それは「人を想う」ということです。その時その時で誰を想っていて、どれくらい想っていたかは違いがあれど基本ベースが人ベースで生きていたということです。


美容師という職業は人を綺麗にする仕事です。美容を通じて人を幸せにすることです。あなたの夢や目標は別の誰かかが必ず関係していて、誰かの応援や、誰かの犠牲の上に成り立っています。


僕がこうしてやれていることも、お客様やスタッフ、家族や友達、美容師仲間など、これまで関わってくれたたくさんの方々に支えられて今があるんです。


このことは絶対に忘れてはいけません。



就職活動とはこれから社会に出るための最初の一歩を決める大切な時間です。たくさんのサロンがある中で自分の美容師人生をどこでスタートさせれば良いのか、頭を悩ませている方も少なくないと思います。



自分が目指す美容師像や夢を明確にし、真摯に向き合い、継続すること。それが誰かの想いを背負っているということを自覚し、そして人を想うこと。



このことを忘れなければどこからスタートしたとしても自分が納得した選択になるんじゃないかなと思います。そして未来は叶うと思います。




美容師は素晴らしい仕事です。



あなたを待っている人はたくさんいます。






あなたの選択が人の幸せに繋がることを心から願っています。












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