美容師の本質は忘れちゃいけない

どうも。

インスタグラムでピアノを弾いている動画をアップしたのにいまいち反応が良くなくてちょっぴり落ち込んでいるピアノ男子野口です。
#近々YouTubeにもアップします
#温かい目で見てください

さて。


今日は「美容師の本質は忘れちゃいけない」というテーマでお話したいと思います。

美容師以外の方から、そんなの興味ねーよ!という声も聞こえてきそうですが、今美容師を目指して就活に精を出している学生の方もいらっしゃると思うので少しばかりお付き合いください。


世の中にはたくさんの職業があります。そしてどの職業をやるかは個人の自由です。何をやってもいいし、極論やらなくてもいいんです。しかし、仕事をしないとお金が生まれません。貢いでくれる方がいれば別ですが、基本的に仕事をすることで対価を得られ生きていくことができます。
#当たり前のことを普通に伝えてます。


現在仕事をしている方はなぜその職業を選びましたか?理由は様々だと思いますが僕が美容師を選んだ一番の理由は「やりがい」です。なんやかんやこれです。

もちろん「やりがい」のある仕事はたくさんあると思いますし、やりがいを感じるかは人それぞれの価値観で違うと思います。

僕が言う美容師の「やりがい」とは『提供したサービスの評価を目の前で感じられる』『お客様自身をデザインする』です。


『提供したサービスの評価を目の前で感じられる』とは、言葉の通りですが良くも悪くもサービス提供後のお客様の表情や反応を目の前で感じることができます。気に入っていただけた時には満面の笑みで喜んでくれるし、感謝の言葉をダイレクトで受け取ることができます。逆にお客様のご希望に沿うことができなければあからさまではないにしろ反応で感じ取れてしまいます。非常にシビアで緊張感があります。例えばお皿屋さんでお客様がお皿を購入してくれても実際に自宅で使うところは見ることができないし、使用してみての感想などをその場でもらうことはできません。サービスを提供し気に入ってもらえればすぐ目の前でお客様の幸せな姿を感じることができるのは非常に大きなやりがいです。

また『お客様自身をデザインする』ということはとても神聖なことです。髪は体の一部であり「髪を切る」ことはお客様の命にハサミを入れているとも言えます。昔から「髪は女の命」と言いますが、そもそも髪は人類特有のものです。ケラチンというタンパク質で構成されており、非常に強固で数百年から数千年、土の中でも分解されずに形を保つと言われています。エジプトのミイラの髪も残っているらしいです。すごいですよね。そんな神秘的な人様の髪にハサミを入れデザインする。お客様の人生までも左右してしまうほどのヘアデザインを自分の手から直接生み出す。ゾクゾクしますよね。美容師とは神聖な職業なんです。



僕は今年で美容師歴22年目になります。恐ろしい数字です。これまでたくさんのお客様の髪をデザインしてきましたが、どれだけ年数を重ねても目の前のお客様の髪を切る瞬間というのは緊張感があります。これだけたくさんの美容師がいる中で僕を選んでくれたことと自分の大切な髪を僕に託してくれること。この部分は絶対に忘れてはいけないし、覚悟を持ってハサミを握っています。




今は世の中がめちゃくちゃな状況ではあるけれど、人が美しくなりたい、素敵な自分でありたいと思うことは普通のことであってだからこそ僕らが存在しているんです。



すごく真面目な話をしちゃいましたが。


先月から今月にかけて、CIECA.で来年度の新卒の入社試験をやってるんですがキラキラした学生の目を見ていたらこんなこと考えてました。




これからもお客様のために仕事の質をより一層高め、お客様の幸せを創造していけるよう精進していく所存でございます。





美容師バンザイ。


コメント

タイトルとURLをコピーしました