どうも、僕です。
#昔書いてたアメブロの出だしはいつもこれだった
#分かる人には分かる
ということで本日もお付き合いください。僕は20年間美容師を生業として生きてきましたがその長い年月をかけて築き上げてきたスキルがあります。もちろん髪にまつわるお仕事ですのでカットやヘアカラーなどの技術に加え、髪の毛のケミカルの部分までたくさんの技術や知識をつけてきたことは言うまでもありません。今日はそれ以外の部分でのスキルのお話しです。
美容師はいくらいい腕があっても目の前にお客様がいなければ成立しません。美容師とは人のヘアスタイル、ひいては人のライフスタイルや人生までもデザインするほどの力を持っています。たくさんのお客様を担当しキャリアを積めば積むほどスキルは上がっていきます。これはどんな仕事にも言えるとは思いますが美容師ほど人相手に深く関わる仕事はないのではないかと思っています。
ほとんどの美容師さんはまず美容室に入社してからアシスタントの時期を過ごします。美容室にもよりますが大体3年〜5年くらいでスタイリストになり自分のお客様として担当していくのが一般的ですかね。(最近は1、2年でスタイリストに昇格させる美容室が増えてきているみたいだけどこれについては僕の持論を今度話しますね。)
スタイリストになりたての頃はお客様も当然のことながら少ないので1人にかける時間もそれなりに長い。(これは失客要素の一つ。)またキャリアが短い分技術力にも不安がある。金額はそれなりに高い。この「遅い・下手・高い」の三拍子から早く抜け出して「早い・上手い・安い」にもっていかなくてはいけません。ちなみに三つ目の「安い」は金額を下げるのではなく早くてレベルの高い技術を提供することで安いと思わせるってことですからね。まあそうは言っても一朝一夕ではないわけです。キャリアはすぐに補えませんし。そこで必要なスキルというのが「トーク」です。このトークは他のことをカバーする力があります。ただお話しが嫌いなお客様には効き目がないというのが難点ですが。。僕はとにかくここに力を入れようと試行錯誤しそれなりに結果につなげてきた自負があります。
時間が長くかかってしまうのならば長く感じさせない楽しいトークを。技術に自信がなければ知識を。料金を高く感じさせない丁寧な受け答えを。お客様の年齢や雰囲気から読み解きその方にあったトークでカバーしてきました。特に若手の頃は自分の年齢も若い分お客様も若い方が多かったので飽きさせない楽しいトーク、面白いトークを繰り出していましたね。周りのスタイリストに「うるさい」と怒られることもしばしば。まあそれでもお客様が喜んでくれるならオッケーでしょ!てな具合でやってました。
どんな感じかというと、小話、クイズ、雑学、ものまね、恋愛相談などなど。ホストみたいですよね。今考えるとよくそんなことやってたなという感じ。ですが、日頃から面白いことがあったりするとすぐにメモって「次これ話そう。」みたいにネタをストックしていましたからちゃんと努力していたわけですよ。ホストの方も毎日新聞を読んだり情報収集に努め、お客様の心を掴むために日々努力されているらしいですしね。つまらないと思われたくないからよっぽど面白い話しか採用しなかったし話に起承転結をしっかり作って最後のオチで回収する的な芸人さんがやるすべらない話を何年も前に僕は実践していたわけです。その甲斐もあってお客様が帰られるときには「また面白い話してくださいね。」と楽しみにしてくれる方が増えていきました。これもうスキルですよね。
技術をトークでカバーしながらキャリアを積んでお客様の満足度を上げていく。これあながち馬鹿にできないと思うんですよね。プロなら技術でお客様を納得させろっていう人もいるとは思うんですが、お客様にとってそれが楽しいと思えるのなら、そこにお金を払ってもいいと思ってもらえるのなら全然素敵なことなんじゃないかなと僕は思います。
今度その時の鉄板ネタをアップしまーす!!
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