昨日は美容業界誌「PREPPY」の撮影でした。
今回の企画はNEW BASICとして最旬のボブスタイルを提案させていただきました。
モデルさんの誌面用の撮影からウィッグを使って解説動画の撮影。最近はスチールに加えて動画も一緒に撮る流れが増えてきましたね。提案するスタイルを細かい部分まで伝えられるので見る側からしたら勉強になるだろうなあと思う反面、やる側はプレッシャーかかるなぁととにかく気合い入れてやってきました。
業界誌はその名の通り業界人が見るわけで美容業界の美容師や美容学生が見るわけです。なので撮影をする側は美容師に向けたデザイン発信をしなくてはいけません。明確ですね。ターゲットが絞られています。
しかしながら、普段インスタグラムなどのSNSで発信しているデザインはどうか?
基本お客様向けのスタイルを発信し集客につなげることを目的とするのがSNSツールを使う最大の意味なのかと思います。ただ、それだけではないんですね〜。
業界誌のように美容師さんに向けて自分のデザインを発信している方も非常に多く、そういうブランディングに特化されている方もたくさんいらっしゃいます。僕もそういう部分がないと言えば嘘になるかな。「CIECA.の野口はこういうデザインも作れるんだな」と思わせることも我々美容師には必要なことです。お客様向けのスタイルばかりだと全てが同じに見えたりナチュラルなスタイルばかりになっちゃいますからね。
いや、でも待てよ。それでもやっぱり集客に特化してお客様だけをターゲットに絞ったスタイル発信の方がいいんじゃないの?ときたもんだ。そうですね。ここの判断は難しいところです。
ちなみに以前こんなブログ書いてます。
まあこの記事はサロンと個人のブランディングについてお話ししたものですが目的はどちらも集客がベースになっています。今回の内容は直接集客につながるわけじゃないんだけどなぜそのような発信をするのかというお話しですね。
まとめます。
僕らはデザインを売る仕事です。お客様の中には近いからとか安いからとかなんとなくお店の雰囲気が良さそうだからという理由で来店される方もいるでしょう。しかし、お客様がサロンに来て椅子に座って美容師から受け取るものはデザインがベースになりますよね。サロンに来ておしゃべりだけしてお金取るわけにはいかないですからね。僕はそれもありですけど笑。
シャンプーブローだけで来ようが最後スタイリングするならデザインでありそこに対価が生まれるわけです。お客様から言えばそのデザインを受け取って初めてお金を払うのです。
ん。早速脱線してきたな。まずい、、、話を戻します。そのお客様に向けた発信をせずに直接的に利益にならないデザイン発信をしている理由はというと美容師としての地位やレベルを引き上げる。デザインを使って自分の存在意義を伝える。ということなのかな〜と思います。お客様からすると「このデザインにはするのは流石にできないけどいろんなデザイン作れる人なら難しい要望も聞いてくれそう。」と結果集客に影響を与えているんじゃないかってことですね。そこにお客様は価値を感じてお金を払う。満足度も高くなる。
あとはリクルートにつながるってこともありますね。やはりイケてるデザイン作ってるサロンに行きたいと思う学生はたくさんいますからね。
結果ブランディングとしては両方大事なんだろうなと思います。
そんなお話しでした。
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