プロセスとサポートの関係性

どうも。

最近、朝から日差しが強いので日傘を買おうか悩んでいる野口です。
#男も日傘を使う時代


今日は「プロセスとサポートの関係性」というテーマでお話ししたいと思います。

先日ダリアさんとアリミノさん主催でうちの店長野元くんがインスタライブセミナーをさせていただきました。たくさんのご視聴ありがとうございました。

ショートのパーマを1時間で仕上げて最後写真まで撮ってました。さすがです。視聴者からも大変ご好評だったようで安心しました。


で、僕はこの日を迎えるまでの野元くんのプロセスを間近で見ていたわけですがこの過程の中で思ったことがあるので共有したいと思います。


まず、前提として美容師が行うセミナーについて説明しておきますね。美容師の仕事はサロンワークだけではなく撮影やヘアメイク、ヘアショーなど外部での対外的なお仕事もあります。その一つにセミナーがあり技術やケミカル、その他もろもろを勉強したいと集まった美容師さん達の前で講師としてレクチャーします。これは誰でもできるわけではなくてトップクラスの技術を持った方やトレンドを作り出し発信している人などがメーカーさんやディーラーさんから依頼されて行うんですね。まあ当たり前っちゃ当たり前なんですが受講したい人がいなければ成立しないですからね。僕もコロナがやってくる前までは年間15本ほどのセミナーをやってました。
#全国の野口ファンの美容師さんご無沙汰しております。


他のサロンの美容師さんがどんなテンションでセミナーをやられているかはわからないのですが今回の野元くんの取り組み方やプロセスは参考になるだろうなぁと思います。


かつては現地に出向き対面でセミナーをやることが主流でした。ある意味僕ら美容師にとっては「地方に行ける!」「ご当地の美味しいものが食べれる!」みたいな日頃ずっと同じ場所で働いている者にとってボーナスゲームみたいなもんでしたが、コロちゃんがやってきてからは対面禁止、イベント禁止、密禁止の風が強くなりメーカーさん方は手も足も出ない状況。それでも全国にはまだまだたくさんの勉強したい美容師さんがいる。そこで導き出したのがオンラインセミナーなわけですね。しかし技術を画面上で伝えるのはなかなかコードな技です。やる側も未体験ゾーンなのでこれまでのやり方では通用せず新たな取り組み方法が必要になったんですね。逆にたくさんの方に届けられるというメリットもありますけど。



さあ、今回のパーマセミナー。野元くんはどんな感じに進めたのか。


時間はきっちり1時間。しかもパーマ。日頃からいつもやってる事とはいえ「ちゃんとモデルにかかるかな?」とか「時間内に終わるかな?」など不安材料はてんこ盛りです。けどせっかく見てもらうならちゃんと技術を伝えれて仕上がりもとにかく可愛いスタイルを見せたいと思いますよね。そこのリスクを最小限に減らすためには事前の準備が非常に重要なんです。

野元くんはまず提案したいスタイルを決め、そこから2体のウィックをカット。一体はパーマをかけてみる。もう一体は当日のカットスタイルを事前にインスタに投稿。カット動画を先に見てもらって当日はパーマの部分をしっかりとやる。なのでギャラの発生するセミナーの1時間以外に個別に仕込みカット動画を見といてもらうという流れ。ざっくり伝えましたがこの間にイメージにあったモデルの選定、事前にインスタで質問の募集などセミナーの1時間を濃くするためにいろんな仕掛けをやったわけですね。


そして、何が起きるかというとそれをそばで見ていたスタッフたちがサポートに回るわけです。「野元さんがこんなに頑張っているんだから自分にも何かできることはないかな」てな具合です。カットしているところの動画を撮ってあげたり、ほとんどのスタッフが各々のインスタでセミナーの告知をしてました。素晴らしい連携プレーですね。


これです。大事なことは。チームや組織は助け合うことが大事とされていますが、助けたいと思わせる動きをできるかどうかです。強制的にやらされたものは気持ちが入らないし、気持ちが入っていないからサポート自体が的を得ずにただの余計なお世話になりがちです。結果にも大きな差が生まれます。



目的に対してどう取り組むか。「なんとなくこれくらいでいいかな」ではダメなのです。ましてやお金を取って提供するセミナーでそれをやってしまうとクレームものです。ちなみに今回のセミナー視聴は無料。それでも手を抜かずに全力で取り組むことで周りを巻き込み大きな収穫を得るんです。




僕にとっては今回のプロセスとサポートを見れたことが大きな収穫となりました。





最後まで読んでいただきありがとうございます( ^ω^ )


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