どうも。
舌の先に口内炎ができてお客様とうまく会話ができない野口です。
#小さいくせに爆発的な破壊力
#営業妨害だよ全く
さて。
今日は「チーム力の底上げがこれからの美容業界で生き抜くためには必要不可欠」というテーマでお話しさせていただきます。
会社(美容室)を存続させるためには「数字(利益)」をどう上げるかを追求することが大事です。美容業界に限らず全てのサービス提供者に言えることだとは思いますが、近年美容業界においてはその「数字の上げ方」を見直すべき時期に来てるのかなぁと思ったりしています。
前提のお話を先にさせてもらいますが、基本的に美容室の1ヶ月の総売上は各スタイリストたちが売り上げた数字の合計です。そして、自分たちのお給料を上げる手段は「自分の売り上げを上げる」です。いわゆる歩合制ってやつで自分の売り上げが上がれば上がるほどお給料もそれに比例して上がっていくということです。いろんな形があるにしろ今現在この個人成果型の給料体系になっている美容室がほとんどではないでしょうか?
できる子とできない子の差をあえて作り競争の構図を作ることで下を引き上げる。もちろん結果がそのまま反映される仕組みは「やってやるぞ」というモチベーションアップに繋がることもあるし、そもそもそれが当たり前の時代だった。要するに自分の仕事を突き詰め、自分の「数字」を上げるためにリソースを割けばよかった。でも今はいろんな側面から見ても少し考え直さないとダメだよねって時代に変わってきてると思います。
今考えなくてはいけないことをもっと紐解いて説明すると、大きく分けて2つあります。
1つ目は「集客の時代の流れがブランド力である」ことです。ここにおいては美容師やサービス提供者にとって非常に重要な課題でインターネットやSNSを駆使してブランディングや発信を続けていかないと生きていけない状況にあります。そんなことは誰もがわかっていて、そうなるとブランディングにリソースを割くことを余儀なくされるわけですがそう簡単なものではありません。これまでの業務にプラスしてその作業が増えることだけでなく、この「ブランディング」の難しさを痛感します。
「毎日発信しているのにいいねやフォロワーが増えない。」
「自分のSNSからお客様を集客できていない。」
など、今現在この悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
2つ目は「人口の減少」です。人口が減ってきているのに対して美容室は年々増加傾向にありますのでこの問題も見過ごすわけにはいきません。厚生労働省の統計によると美容室の1日の平均利用者数は10〜12人。全国の美容室の数が26万軒あって年々4000軒ほど増加している状況。そうなると1日の平均利用者数はその分減っていきます。人口も減っているので更に減るというわけです。これは大きな問題です。「数字」を上げるためにはお客様の人数にも大きく関わってきます。
美容の技術もさることながら発信においても得意不得意はあって、もちろんできるに越したことはないのですが本来リソースを割かなくてはいけない部分はお客様のために技術力や人間力を高めることであるはずです。しかしお客様が来なければそのサービスを提供することもできないわけで、結果集客やブランディングに時間を奪われる。これは今の時代避けられない問題ではありますが視点を変えることでその問題やリソースを軽減することができます。それは「チームで戦う」です。インフルエンサーや大手企業に個人で勝負を挑もうにも影響力や資金の戦いでは負け試合が目に見えています。それならば「チーム力」を高めていこうよってことですね。個の掛け合わせから生まれる成果は無限の可能性を秘めています。一人の発信よりみんなで発信した方がたくさんの人に届くし、数字を上げれる人が数字を上げれない子のフォローをすることで全体の数字を上げることができる。
ただ、これまで個人成果型で生きてきた美容師がチーム主体の思考に切り替えるのはなかなかハードな作業です。会社や美容業界がその思考を浸透させてきたのだから社員からすると受け入れ難い部分はあると思います。しかし、組織の中で生きる以上このレッドオーシャンで生き残るためには時代に合わせた思考やシステムの変化を受け入れなければいけないと思うし、それが受け入れなければ組織の中では生きてはいくのは難しくなるかなぁと思います。「今現在の自分の取り分を考えること」から、「人の取り分を考えることで未来の自分の取り分が増える」を思考のスタンダードにすること。これがこれからの組織戦略のベースになると思います。
社員全員が豊かな未来を手に入れるためにCIECA.ではこの問題としっかり向き合い新たな政策を進めています。この部分はまた今度お話ししますがこれまで以上にチーム力が高まってきているなぁと実感しているところです。
「近くに行きたければ一人で行け。遠くに行きたければみんなで行け。」
色々お伝えしましたが自分自身、何よりも仲間と共に未来を描けることが嬉しいしワクワクしているんですけどね。
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