「匂い」は広告に使えるのか?

どうも。

今日は広告についてのお話です。


広告とは世間に広く情報を知らせることであり、主に企業の情報や商品・サービスをビジネス目的で世間に周知させることです。

要するに広告打たなきゃ自分たちが日頃やってる活動もプロダクトも周りの人に伝わらないよってことですね。


広告の種類はいくつかあってマス広告、インターネット・Web広告、セールスプロモーション(SP)広告と大きく分けて3つのカテゴリーが存在します。マス広告というのはテレビや新聞、ラジオなどを使った広告、インターネット・Web広告というのは動画やアプリ、リスティングなど。セールスプロモーション広告はイベントやチラシなどですね。美容業界ではSNSやYouTubeなどを広告として活用するのが多いのかなと思います。ただどうしても数が多すぎて消費者に届きづらいというのが現状であり、広告の打ち方も違う角度から攻めることを模索しなくてはいけません。


さて、どうしたものか。



そんなことを考えていた時にお客様との会話の中でとても興味深いことを言ってました。普通なら聞き流すような内容ではあるのですがその時の僕には妙に心に刺さったんですね。






「マクドナルドのポテトって美味しいですよねー。」


「わかりますー!!急に食べたくなる時ありますよねー。」


「この前も前を歩いてた人がマクドナルドの袋を持ってて、そこからポテトの匂いがしてきて。どうしても食べたくなって買いに行っちゃいました。」






?!?!






それある!!!!匂いに釣られるやつ!!!!!

わかるわ〜。





と、そんなありがちな会話の中に感じた一つの可能性。




匂いでお客様が呼べる?





これは立派な広告であり、そのマクドナルドの袋を掲げていた人はまさしく広告塔です。その方が放つ匂いで一人のお客様をゲットしているわけですね。これは盲点でしたね。昔聞いた話でラーメン屋さんはあえて換気扇を道沿いに向けて匂いを使って歩く人たちをお店に誘導しているというのを聞いたことがあります。(ほんとかどうかはわからないけど)まあでも言われてみれば僕自身も何度もその手法に引っかかってきましたし、匂いを感じたことでそれを食べないと気が済まないくらいまで欲求を駆り立てられる。匂いとはかなり強力な広告になり得るんですね。




では美容室ではどうか。


「美容室の前を通ってたらパーマ液の匂いがしたから釣られて入っちゃったんだよねー。」

これは多分ない。


「前を歩いてる人の髪からスタイリング剤の匂いがしたから美容室予約しちゃった。」


んー、これも多分ない。



多分美容室は匂いを広告にするのはむずい。

という結論です。ちーん。




皆さん、まだ終わりではありません。匂いには惨敗しましたが僕のお客様の会話の中で使える広告がもう一つあります。わかりますか?





「前を歩く人が広告塔になっている」です。





そうです。美容室帰りの人は素敵なヘアスタイルになっており、まさしく広告塔なのです。

「私もあんな素敵なヘアにしたいわ。」「そろそろ美容室行かなきゃな。」

と自分の心を動かすヘアスタイルを見れば美容室に行こうとなるわけです。ただ、このパターンだと美容室には行くけれども自分のとこに来てくれるわけではないんですけどね。「じゃ意味ねーじゃねーか!」との声が聞こえてきそうですが。そんなことはありません。お客様に素敵なヘアスタイルを提供すればその方のご家族、友人、仕事仲間の方などが見るわけです。これはもう立派な広告塔です。心底気に入っていれば自分から周りに宣伝してくれます。そしてご紹介という形でご来店していただけます。これとても大事なことですね。お客様が周りの人に良さを伝えたくなるヘアスタイル。お客様が周りの人に褒められるヘアスタイル。日頃提供しているヘアスタイルこそが広告に繋がっているということなんですね。そう考えればお客様一人一人に対しての向き合い方も身が引き締まりますよね。



話は逸れて違う結論に至りましたが、ここは絶対に忘れてはいけないことです。






ちなみに先ほど意味のない話をしたように言いましたが、僕は町中に素敵なヘアスタイルが溢れたくさんの方が美容室に行ってくれればもっと美容業界が明るくなるなぁと思ってます。






最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました